業務に最適なOTRタイヤを選ぶ

建設現場や採掘現場で使用されるトラックはしばしば、苛酷な路面を走ったり重量物を運搬します。そして、それらの車両のタイヤは多大な負荷がかかることになります。だからこそ、利益につながる機材のために最適なタイヤを選ぶことが重要です。

運搬用トラックのタイヤを選ぶ際に考慮するべきことはいくつもあり、現場の接地面の評価は中でも特に大きな要素です。タイヤを決める前に、現場における車両の稼働状況をよく理解する必要があります。

鉱山の現場であれば、トラックに位置追跡ユニットを取り付け、車両を一定期間稼動させれば、そのデータをもとに「現場マップ」を作成することができます。また同時にトラックの走行距離、速度、積荷の重量も測定します。

そして平均荷重を算出し、車両の平均走行速度を掛けてください。その値がトン・マイル毎時 (TMPH) またはトン・キロメートル毎時 (TKPH) レーティングになります。

用途を問わず、どのOTRタイヤにもそれぞれのTMPHまたはTKPHレーティングがあります。それは、各種のタイヤが特定の速度で運搬できる最大推奨荷重を表しています。どの業務でも、タイヤそのもののTMPHまたはTKPHが、現場のTMPHまたはTKPHレーティングを上回らないように選択してください。そうすれば、現場に最適なタイヤ選びができるはずです。